声楽的に上手く歌うコツとはなんでしょうか?
歌うことが好きで、声も魅力的と言われる。
コーラスメンバーの中でも声量はある方だ。
でも自分として何か足らないと感じる。
もっと上手く歌うコツはないものか?
今日は、このように悩んでいる人に向けて記事を書いていきます。
こんにちは。にこにこ歌教室のなかしまです。
私は中休みもありましたが、かれこれ25年は声楽を習い続けています。
とはいえ、
元々声量があるわけではなかったので、朗々とオペラを歌えるわけではありません。
しかし、
ほどほどに舞台で歌って、歌教室の先生をしています。
そんな私が、「声楽的に上手く歌うコツ」を書きます。
上手く歌うコツその1 平たい声でなく、のどを開けて深い声で歌う。
平たい声でなく、のどを開けて深い声で歌う。
これはよく言われることですね。
書いただけではなかなかわからないと思いますが、そういうことなのです。
のどが開いた最たる声は、外国人のオペラ歌手が雄たけびのように出すすごい声ですが、
わかりやすい例えは、汚い話で恐縮ですが、ものを吐くときにはのどが開きます。
あくびでも開きますね。今度あくびが出たときに声を出してみてください。
こんな状態か、と分かります。
日本人はのどが開いていない状態で歌いがちだそうです!
反対にヨーロッパの人はのどを狭くしては歌えないそうです。
のどが開いた状態がわかったら、その状態でのどに力を入れないようにして、
声を出すようにしてゆきましょう。
そしてだんだんと上手い歌い方に近づいてゆきましょう!
上手く歌うコツその2 のどに力を入れないようにして、頭に響かせて歌う
頭によく響かせて歌う。
裏声が出る人はその状態で、頭に響いています。
裏声が出ない人はのどを緩めて頭に響かせてください。アゴに力が入ってもいけません。
そうして頭に響いた音も覚えておいてください。
その出し方を歌うときに混ぜてゆきます。
上手く歌うコツその3 自分が思うよりもなめらかに歌ってちょうどよい。
自分が思うよりもなめらかに歌ってちょうどよい。
歌を習ったことがない人が普通に歌うと、たいていは なめらかにつながっていません。
母音が短いのです。
これは母音だけで歌う練習が役に立ちます。
やったことがない人にはおススメです。
少しやるだけで手軽に歌い方が変わります。上手いといわれる歌い方に近づきますよ!
たとえば、「夏の思い出」なら、
「なつがくーれば、 おもいだすー」を
「あうあうーえあ、 おーいあうー」と練習するのです。
できるようになったら、そこに子音を少しだけ入れていきます
「n t g k― l b、 m d s― 」―――こちらは少しだけ入れる子音
「a u a u― e a 、o o i a u― 」―――こちらはたくさん伸ばす母音
同じ「なつがくーれば おもいだすー」もびっくりするほどきれいに聞こえます。
上手く歌うコツは、思うよりももっとなめらかに歌うことです。
番外編 リズム、音の高さが正確なのはもちろんですよ!
ここまで上手く歌うコツを述べてきましたが、
リズムや音の高さなど、譜読みの正確さはもちろん、歌うときの大事なコツです。
初歩的な譜読み練習はこちらのYouTube動画をどうぞ。
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